私が運営している地域活動にボランティアで参加いただいている方と話してみると、意外にも地域活動の情報をどこで探せば良いかわからなかった、という声を良く聞きます(私の地域イベントは、ボランティア募集サイトに掲載してます)。
振り返ってみますと、私も地域活動に飛び込む手段が全然分かりませんでした。何しろ、唯一の休養日である土日は、子供を外に連れ出す事が一番大事だったので、休日に開催される地域のお祭りや神輿担ぎといった行事には、全然参加していなかった事もあり、地域の自治会や町内会、区民センターなどの団体や施設との関わりもなく、全く別世界のものだと思っていました。また、そのような地域活動に参加してみようかな、という興味もまだ湧かない状況でした。
町内会や自治会といいますと、私のイメージでは、どうしても上下関係の厳しい社会と考えてしまっていましたが、地域イベントの打ち合わせで実際に参加してみると、子育て世代や働き盛りの世代がほとんど入会されていなかったので、なんとか入ってもらいたい、という強い要望を持っていらっしゃいました。何しろ町内会青年部の部長さんが、50代・60代の方というケースもあり、人手不足のため、町内会とは別の活動の役職も兼務されている方が多かったです。対策として、定年退職された地元の方達をスカウトして、何とか現状維持出来ているそうですが、この状態が続くと、活動できる会員が少なくなって、地元主催のイベントが廃れてしまう可能性もあるのではないでしょうか。
地域活動の探し方
さて話を戻しまして、地域活動デビューしたいと考えられている方は、地域のボランティアセンターや、地域区民センターで、どんな活動があるのかを情報収集されるのが良いかと思います。センターを訪問すると掲示板に募集チラシが掲載されていますし、事前にサイトで連絡先を調べてセンター窓口の方に相談するのもいいですね。地域で活動されている団体さんは、とにかく一緒に活動してくれる人が不足していて困っている所が多いかと思いますので(原因は後で説明しますが)、行政側でも初心者向けのボランティアセミナーといったイベントも開催されていますので、検索して探してみてください。
町内会主催のイベントは、地域の掲示板にチラシが掲載されていますので、こちらをチェックするのも一つですが、チラシに連絡先が載っていない場合は、区の地域イベント窓口に連絡先(町内会長もしくはイベント主催者)を確認する必要があります。
自分が興味を持てる地域活動が見当たらない時には、ボランティア専門サイトを覗いてみるのも一つの方法です。私もイベントを開催する際には、専門サイトにイベント概要を掲載させてもらい、スタッフさんを募集しております。注意点としては、団体の中身や活動内容を行政側でチェックしていませんので、掲載記事とは違う活動だったりする事も有り得ますので、この辺は慎重に検討された方が良いかと思います。友人や先輩からの口コミ情報も集めてみましょう。ひょっとすると、過去に行政機関と一緒に活動している事もありうるので、ボランティアセンターの窓口に聞いてみるのも一つですね。